スコティッシュフォールドが餌を食べなくなった理由は何か考えられますか?
スコティッシュフォールドが11歳を迎えた時でした。
突然に飛び跳ね、のたうち回り、動物病院へ駆け込みました。
前日に投与したノミ取り剤のアナフィラキシーショックと思われる症状でした。
補液で体調は改善したものの、検査の結果、胸部に癌が見つかりました。
しばらくして胸水が貯留するようになり、呼吸苦や嘔吐が見られるようになりました。
食べては吐くを数回り返し、ご飯を食べなくなってしまいました。
胸水により胸腹部が圧迫されて食事が喉を通らなくなってしまった事や、食べると嘔吐して苦しかったという経験から食べなくなったのだと思われます。
スコティッシュフォールドが餌を食べない時にしたこととは?
まずは原因の除去ということで、胸水を動物病院で抜いてもらいました。
また繰り返し貯留してしまいますが、根本治療は困難であった為、その都度対応するしかありませんでした。
胸水を抜くと、しばらくは呼吸も楽になり食欲も出てきますが、嘔吐への恐怖からか中々自分からは食べようとはしてくれませんでした。
動物病院の先生とも相談し、なるべくゆったりとリラックスしている状態の時を選び、猫の指を持ってこられると思わず臭いを嗅ぐ、という習性を利用して、指に少しだけ大好きなおやつを付けて、鼻元に持っていき、匂いを嗅いで食べたそうにすれば口に入れてやる。という事を繰り返し行いました。
しばらくは抱っこして食べさせてやる。という事が続きましたが、自分でも食べられるようになってからは、背の低い場所にご飯を置くと、下を向くことで胸腹部が圧迫されて苦しく食べられないようだったので、エサの高さも上げるようにしました。
癌末期、徐々に動けなくなって来たので、医療用の小さな注射器に水・薬・餌を入れて、無理のないように口元に持っていき与えていました。